いまや、商品購入の主流となった「Amazon」。
インターネットショッピングという性質上、主な決済方法はクレジットカードとなっています。
しかし、Amazonには特徴的な決済方法がもう1つあります。
それは、「Amazonギフト券」による決済です。
Amazonギフト券は親戚や友人などからプレゼントとしてもらうほか、自分で購入し「プリペイドカード」のような使い方をして資金管理を行うこともあります。
この「Amazonギフト券」は金券でありながらクレジットカードで購入することができるという特徴があることでも知られています。
そのため、購入するにあたって注意しなければならないこともあります。
クレジットカードと現金化

クレジットカードには、その利用方法から「ショッピング枠」と「キャッシング枠」という2種類の限度額があります。
「ショッピング枠」とは、商品の購入など買い物をする際に利用できる金額の限度のことをいい、「キャッシング枠」とは、コンビニエンスストアのATMなどで現金を引き出し資金繰りなどに利用することができる金額の限度のことをいいます。
クレジットカードというのは、基本的には商品を購入する際に利用するということが前提です。
そのためキャッシング枠というのはショッピング枠よりも限度額が低く設定されていますし、カードによったり自身の選択によってはキャッシング枠自体が設定されていないというものすらあります。
さらに、返済方法は「月末一括払い」限定となっていますので、使い勝手がよくないのが現状です。
カードを利用して現金を引き出す(借りる)のであれば「カードローン」というものがありますから、ある意味では「おまけ」のようなものととらえることもできます。
そこで、ショッピング枠を利用して現金を得る「クレジットカード現金化」が一般的に行われるようになりました。
金券によるクレジットカード現金化は原則不可能

かつてのクレジットカード現金化といえば、高級ブランド品などを購入後に現金化業者(買取業者など)に持ち込んで現金に交換することが主流でした。
しかしその場合の現金化の相場は75%から80%程度となっていて、あまり効率の良い現金化とは言えませんでした。
その後、現金化を行う手段として「キャッシュバック方式」が採用されることが多くなりましたが、この方法はクレジットカードが利用停止になる可能性が非常に高いのです。
それは、この方式の場合は商品を購入するということがほとんどなく「ある商品を買ってくれたら80%キャッシュバックしますよ」などというものがほとんどでした。
つまり、現金化する目的で取引を行うこととなりますのでクレジットカード利用規約に違反するためにクレジットカードが利用停止になることになるのです。
そこで買い取り業者を介する方法が一番安全だということになるのですが、ここで注意すべきことは「金券はクレジットカードでは購入できない」という点です。
金券に該当するものは「商品券」・「お米券」・「図書券」・「ビール券」などです。
これらは買取業者を利用すると現金に呼応関することが可能であるため、ショッピング枠を利用して現金化されることに対抗する策としてクレジットカードでは購入することができないようにされているのです。
数少ないクレジットカードで購入できるものとして、「新幹線の回数券」などが挙げられます。
そこで、近年ではこの新幹線の回数券」を利用した現金化がよく利用されているのです。
還元率もかつての商品を用いていたころよりも高くなってきており、主流となっています。
インターネットの普及によって、現金化も無店舗化の時代へ

インターネットが普及する現代では、今まで実店舗で運営していた買取業者もインターネットサイトでの仮想店舗を運営するようになってきました。
そこで取り扱われるようになったのが「Amazonギフト券」です。

インターネットショッピングサイトであるAmazonは、他の金券類とは異なりクレジットカードによって購入できるという大きな特徴があります。そこでインターネットを通じてクレジットカードで購入したAmazonギフト券を、インターネット上で運営している買取業者に申し込んで現金化をすることが一般化するようになりました。
優良店舗で買い取ってもらうと、その還元率は85%から90%となり非常に効率的に現金化できるというメリットもあります。
Amazonギフト券は「プレゼントとして利用する」・「自分自身で利用して、商品購入代金に充当・資金管理をする」ということ以外に、「クレジットカードのショッピング枠を利用して、現金化をする」という新たな目的のために利用されることとなったのです。
Amazonギフト券をクレジットカードで購入する際に注意すべき6つのこと

Amazonギフト券はクレジットカードで購入することはできます。
一方でクレジットカードの利用規約には、クレジットカードを用いて金券類を購入することやショッピング枠を利用して現金化することを禁じています。
Amazonギフト券は金券であることは間違いありませんし、現金化することが可能であることもまた事実です。
現金化することを前提で買うつもりであれば、購入の方法によってはクレジットカードの利用停止となったり購入手続きに時間がかかったりするリスクが考えられます。
ましてや、現金化することは全く考えずに純粋に商品を購入する目的でAmazonギフト券を購入するのであれば、このようなリスクは時間の無駄でもあり余計な労力を使うことになってしまいメリットは1つもありません。
そうならないためにもクレジットカードでAmazonギフト券を購入する際に注意すべきことが6つ挙げられますので「注文後、保留でなかなか送られてこない」、「購入キャンセルされた」などならないためにも以下のことに気をつけてみましょう。

- クレジットカードの残高を確認する
- Amazonの新規登録アカウントでの購入は控えること
- クレジットカードの登録情報とAmazonアカウントの登録情報が一致すること
- 新規発行のクレジットカードは利用しないこと
- 購入するAmazonギフト券はクレジットカード決済のみのものに限る
- 初めての購入は少額にする
①クレジットカードの残高を確認する
これはAmazonギフト券に限った話ではありませんが、大前提としてクレジットカードのショッピング枠の残高を確認しておく必要があります。当然ながら残高以上のAmazonギフト券を購入しようとすると決済ができず、購入することはできなくなります。
②Amazonの新規登録アカウントでの購入は控えること
Amazonの新規登録アカウントでAmazonギフト券を購入しようとすると、その手続きに時間がかかることがあります。
Amazonとしても新規顧客ともいえる新しいアカウントを作ったばかりの人がクレジットカードでAmazonギフト券を購入したとしたら、「転売目的で購入しているのではないか」と疑うのは仕方がないことです。
クレジットカード会社の立場からすると、その傾向はさらに強いと思います。
Amazonギフト券の購入金額の多寡によって頻度は異なってくるとかんがえられますが、本当に商品の決済に使用する場合はそんなに大きな金額を一度に購入することはないでしょう。
新規登録したアカウントでAmazonギフト券を購入する場合は、常識の範囲内の金額にしておくことが重要であると考えます。
③クレジットカードの登録情報とAmazonアカウントの登録情報が一致すること
これはAmazonギフト券を購入する場合に限りませんが、クレジットカードを利用する場合はその登録情報とアカウント情報が一致しないと、本人確認メールがAmazonより送信されてくることになります。
本人確認書類を提示しないことには購入が受け付けられないケースが起こるなど、手続きが面倒になりますので事前にチェックしておくことが非常に重要となります。
④新規発行のクレジットカードは利用しないこと
購入実績のない新規発行のクレジットカードでいきなりAmazonギフト券などを購入しようとすると、現金化の疑いをもたれる可能性が高くなります。
②でも述べましたが、Amazonアカウントにしてもクレジットカードにしても最初から現金化や転売の疑いをかけられるようなものを購入すべきではありません。あらぬ疑いをかけられることは今後の取引においても非常に不利となるのです。
⑤購入するAmazonギフト券はクレジットカード決済のみのものに限る
Amazonギフト券には様々な種類のものがありますが、クレジットカードでのみ購入できるものは「Eメールタイプ」と「印刷タイプ」となっています。
他の種類のものをクレジットカードで購入する場合は、他の決済方法もあるため疑われる可能性があるので注意しなければなりません。
⑥初めての購入は少額にする
高額なamazonギフト券の購入はクレジットカード会社の承認がおりない場合があります。
初めて購入する場合は4,5万までにしておくとスムーズに決済が通り購入することができます。
少額で購入をして支払いの実績をつけることによって不正利用ではないことの信用がつくということになります。
Amazonギフト券を購入する際の現金化の疑いについてまとめ

Amazonギフトカードはクレジットカードで購入できる金券という特徴があり、高い換金性を持ち合わすことに加えメールなどで簡単に送受信できてしまうためクレジットカード現金化のツールとして用いられることも多くなってきました。
しかしクレジットカード会社の利用規約では、現金化は最悪、クレジットカードの利用停止となってしまいます。
クレジットカードでAmazonギフト券を購入しなくてもアマゾンでは直接クレジット決済すれば商品は購入できますからあえてamazonギフト券をクレジット決済することは賞品やプレゼント用に使うために限られます。
利用用途はどうであれ確実に安全に購入するのであれば少額で少しずつ信用みたいなものを積み重ねる方法がよと思われます。
これは実際にクレジットカードの支払い履歴をつくることで問題なく購入できている例があるからです。
ですので今回お話した事を踏まえながらはじめは少額から購入していくことがよいと言えます。
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